妊活をはじめると、
葉酸や鉄、ビタミンDなどの栄養素に意識が向く方は多いでしょう。
もちろん、それらはとても大切です。
でも、その栄養素をしっかり活かすためには、
「腸」が元気であることも欠かせません。
腸は食べたものを消化・吸収するだけではなく、
免疫やホルモン、自律神経とも深く関わっています。
今回は、妊活と腸内環境、そして発酵食品の関係についてお話しします。
腸は「第二の脳」と呼ばれる臓器
腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、多くの働きを担っています。
食べたものを消化・吸収するだけではなく、
- 免疫機能
- ホルモンバランス
- 自律神経
- ビタミンの産生
などにも関わっています。
私たちの免疫細胞の約70%は腸に存在するといわれています。
身体を整えるためには、まず腸を整えることが大切なのです。
腸内細菌は妊活のパートナー
私たちの腸には約1,000種類、100兆個以上の腸内細菌がくらしています。
腸内細菌は大きく分けて
- 善玉菌
- 悪玉菌
- 日和見菌
の3つに分類されます。
大切なのは、善玉菌だけを増やすことではありません。
それぞれがバランスよく存在することで、腸内環境は保たれています。
腸内環境が整うことで、栄養素を効率よく吸収し、
身体本来の働きをサポートしてくれます。
発酵食品が腸を元気にする
発酵食品には、
- 味噌
- 納豆
- ぬか漬け
- キムチ
- 甘酒
- ヨーグルト
などがあります。
発酵食品には乳酸菌や酵母などの微生物が関わっており、
腸内環境を整える食生活の一つとして取り入れられています。
毎日少しずつ続けることがポイントです。
善玉菌のエサも忘れずに
発酵食品だけでは十分とは言えません。
善玉菌が元気に働くためには、
プレバイオティクス
と呼ばれる食物繊維やオリゴ糖も必要です。
たとえば、
- ごぼう
- 玉ねぎ
- バナナ
- 大豆
- 海藻
- きのこ類
などが挙げられます。
善玉菌そのものを摂ることと、善玉菌を育てること。
この両方を意識すると、腸内環境はより整いやすくなります。
短鎖脂肪酸という大切な物質
善玉菌が食物繊維をエサにすると、
短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)
という物質が作られます。
短鎖脂肪酸は、
- 腸のバリア機能を保つ
- 腸内を弱酸性に保つ
- 免疫機能をサポートする
など、腸の健康維持に重要な役割を担っています。
近年では、
全身の健康との関わりについても研究が進められています。
腸は心ともつながっている
妊活中は、
妊娠できるかな・・・
という不安を感じることも少なくありません。
実は腸と脳は
腸脳相関(ちょうのうそうかん)
と呼ばれるしくみで互いに影響し合っています。
ストレスは腸内環境に影響を与え、
反対に腸内環境が整うことで心の健康にも
良い影響を与える可能性があると考えられています。
だからこそ、
妊活では身体だけでなく、心も一緒に整えていくことが大切なのです。
腸と腟はつながっている
以前の記事では、
腟内環境を整えるラクトバチルスについてお伝えしました。
実は、
腸内環境と腟内環境はまったく別のものではありません。
腸内細菌のバランスは、腟内細菌叢(フローラ)にも
影響を与える可能性があることがわかってきています。
つまり、
腸を整えることは、
腟を整えることにもつながるのです。
妊活は毎日の食卓から始まる
妊活というと、
特別なサプリメントや治療を思い浮かべる方もいるかもしれません。
もちろん必要な場面もあります。
でも、
毎日の食卓も、
未来の身体をつくる大切な場所です。
一杯のお味噌汁。
一パックの納豆。
季節の野菜。
そんな小さな積み重ねが、
腸を整え、
身体を整え、
未来の命を迎える準備につながっていきます。
妊活は、
特別なことをはじめることではなく、
毎日のくらしを少しずつととのえていくことなのかもしれません。
🌙 月のコトダマ
急には変わらなくても大丈夫。
毎日のひとくちが、未来のあなたを育てています。
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