【オトナ女子の保健室】生理前のイライラ・不調を根本から見直す。助産師が教える「分子栄養学的」セルフケア

2026-02-08

PMS、月経前症候群、プレコン、オトナ女子の保健室

 


はじめに

「生理前になると、人が変わったようにイライラしてしまう」
「体が重だるくて、仕事も家事も手につかない」


多くの女性を悩ませるPMS。

実は、ホルモンバランスだけでなく、私たちの体に足りない「栄養素」がそのつらさを加速させているかもしれません。

今回は、一般的な医学的治療に加えて、分子栄養学の視点から「鉄」や「ミネラル」がPMSにどう関わっているのか、助産師の視点で詳しく解説します。



PMS(月経前症候群)とは?

月経の3〜10日前から始まる心身の不調。

月経開始とともに和らぐのが特徴です。


・心の症状
イライラ、情緒不安定、抑うつ、集中力の低下


・体の症状

下腹部痛、乳房のはり、むくみ、頭痛、過食



このような症状があらわれます。




医学的なアプローチ(標準治療)

日常生活に支障がある場合、まずは婦人科クリニックで相談することが大切です。
おもな治療法は以下となります。



• 低用量ピル(LEP/OC)

排卵を抑制することで、ホルモンの乱高下を抑え、症状を安定させます。


• 漢方薬

加味逍遙散や当帰芍薬散など、個々の体質(証)に合わせて処方されます。


• 鎮痛剤

つらい症状を一時的に和らげるために使用します。




分子栄養学から見る「PMSと栄養」の深い関係

「薬を飲んでもなかなか改善しない…」という場合、体内の細胞レベルで栄養が不足している可能性があります。



① 「鉄」不足(隠れ貧血)


幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」や、やる気を出す「ドーパミン」を作るには鉄分が不可欠です。
鉄が足りないと情緒不安定やイライラが強く出やすくなります。
月経がある限り、慢性的・潜在的鉄不足だと心得ておいて良いでしょう。



② 「マグネシウム」の重要性


ミネラルの代表格であるマグネシウムは、子宮の過剰な収縮を抑えたり、神経をリラックスさせたりする働きがあります。

不足すると、腹痛やイライラ、チョコが無性に食べたくなる(マグネシウム不足のサイン)といった症状が現れます。



 ③ 血糖値の乱高下


月経前はインスリンの効きが悪くなりやすく、血糖値が急激に上下することで、気分の浮き沈みが激しくなります。



今日からできる「整える」習慣

• 鉄を意識した食事

週1回のレバー、赤身の肉や魚、あさりなど、吸収の良いヘム鉄を積極的に。

 

• ミネラル補給

豆腐やにがり、海藻類やナッツ類でマグネシウムを補う。

料理に使う塩を天然塩に。



• 補食の活用

血糖値を安定させるため、間食はお菓子ではなくナッツやゆで卵を。

コンビニのプロテインバーや豆腐バーでも◎




おわりに:あなたの心と体は、食べたものでできている

PMSは「我慢するもの」ではなく、自分の体からの「栄養が足りないよ」「休んでね」というサインです。

医学的な力を借りながら、栄養面でも自分を支え整えていきましょう。





来週は、PMSよりもさらに心の症状が重く現れるPMDD(月経前不快気分障害)について深掘りしていきます。

ひとりで悩まず、一緒に「自分に合うケア」を探していきましょう。





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オトナ女子のための保健室 ☽* 『現代の月小屋』管理人です。女性のココロとカラダのお悩みを助産師の視点で専門的に書いています。

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