妊活をはじめると、
- 葉酸
- 鉄
- たんぱく質
- ビタミンD
などの栄養素が注目されます。
その中で、
実は妊活に欠かせないにもかかわらず、
見落とされやすい栄養素があります。
それが「亜鉛」です。
亜鉛は体内で作ることができないため、毎日の食事から摂る必要があります。
必要量はわずかですが、
身体の中では300種類以上の酵素の働きに関わると言われています。
今回は、妊活と亜鉛の関係についてお話ししたいと思います。
亜鉛とはどんな栄養素?
亜鉛はミネラルの一種です。
身体の中では、
- 細胞の成長
- DNAの合成
- ホルモンの働き
- 免疫機能
- 味覚の維持
などに関わっています。
私たちの身体は、毎日新しい細胞を作り続けています。
その細胞づくりに欠かせないのが亜鉛です。
妊活と卵子の関係
卵子は、毎月突然作られるものではありません。
約8カ月という長い時間をかけて育ち、排卵へと向かいます。
その過程では、
細胞分裂や成熟が繰り返されています。
亜鉛は、
こうした細胞の働きを支える栄養素のひとつです。
妊活中は葉酸や鉄に目が向きがちですが、
卵子の健康を支えるためにも、
亜鉛は意識しておきたい栄養素です。
精子にも欠かせない栄養素
亜鉛は女性だけでなく、
男性にとっても大切な栄養素です。
精子の形成や運動性にも関わるため、
妊活は女性だけが頑張るものではなく、
パートナーと一緒に身体を整えることも大切です。
近年では、
男性不妊のサポートとしても亜鉛が注目されていて、
男性用の妊活サプリのほとんどに亜鉛が含まれています。
亜鉛は「解毒」にも関わっている
私たちの身体は毎日、
- 食品添加物
- アルコール
- 薬
- ストレスによって生じる活性酸素
など、さまざまなものを処理しています。
その中心となるのが肝臓です。
亜鉛は、
肝臓で行われる代謝や解毒のはたらきを支える栄養素のひとつです。
また、
身体を酸化ストレスから守る抗酸化酵素のはたらきにも関わっています。
現代は、
昔に比べて身体が処理しなければならないものが増えている時代です。
だからこそ、新しい命を迎える準備として、
「栄養を入れること」だけでなく、
「不要なものを処理できる身体を整えること」
も大切になると私は考えています。
妊娠後も大切な亜鉛
亜鉛は妊娠してからも必要になります。
赤ちゃんは、
お母さんから栄養を受け取りながら成長します。
そのため、
- 胎児の発育
- 細胞分裂
- 組織の形成
にも亜鉛が関わっています。
妊活中から身体に十分な栄養を蓄えておくことは、
妊娠後の身体づくりにもつながっていきます。
亜鉛不足のサイン
亜鉛不足は、自分では気づきにくいことがあります。
たとえば、
- 疲れやすい
- 風邪をひきやすい
- 味覚の変化
- 髪や肌の不調
- 傷が治りにくい
なども、
不足のサインであることがあります。
また、
- ストレスが多い
- 加工食品が多い
- 偏った食事が続いている
という方も、不足しやすいと言われています。
亜鉛を多く含む食品
亜鉛は、
- 牡蠣
- 牛肉
- 豚レバー
- 鶏肉
- 卵
などに多く含まれています。
また、
- 納豆
- 豆腐
- ごま
などにも含まれています。
ただ、
植物性食品に含まれる亜鉛は吸収率が低いため、
動物性食品もバランスよく取り入れることが大切です。
たんぱく質と一緒に
亜鉛は単独ではたらくわけではありません。
身体の中では、
- たんぱく質
- 鉄
- ビタミンD
などとも関わりながら働いています。
そのため、
亜鉛だけを意識するのではなく、
身体全体の栄養状態を整えることが大切です。
妊活は未来の身体づくり
妊活は、妊娠するためだけの準備ではありません。
未来の赤ちゃんのために
そして自分自身のために
身体をととのえていく時間でもあります。
亜鉛は決して目立つ栄養素ではありません。
けれど、
卵子や精子
細胞の成長
そして身体を守るはたらきを支える
縁の下の力持ちです。
毎日の食事の中で、少し意識してみてくださいね。
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