生理痛がひどいからピルを試してみたい…
だけど、ピルってなんだか怖いイメージがあって…
でも、ピル飲んでる友達がラクになったって言ってるし、肌もキレイになるって言うし…
そう悩んでいる女性に、この記事が一助になればと願っています。
ピルは万能薬ではなく目的を持って選ぶもの
低用量ピルは、誰もがとりあえず飲んでおけば安心というものではありません。
月経困難症や子宮筋腫、PMSといった具体的な婦人科系のトラブルを抱えている方にとっての治療(LEP)なのか、あるいは避妊(OC)を目的とするのかで二分されます。
まずは自分の現状と目的を正しく見極めることが、あなたの大切な場所、お宮を守るための大前提となります。
※ 子宮をはじめとする女性の生殖器を、大切で神聖な場所として助産師ゆかりはお宮と表現しています。
ピルを使う目的はなに?
ピルには大きく分けて二つの役割があります。
どちらも同じ成分で排卵を抑えるはたらきがありますが、目的と費用に違いがあります。
💊 LEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬:保険適用)
月経不順やPMSなど、からだの不調を改善するための治療薬です。
不快な症状を抑え、お宮を一時的に休ませる役割を担います。
💊 OC(経口避妊薬:自費)
計画的な避妊を目的としたものです。
(正しく内服すれば避妊はできますが、性病は予防できません)
いずれにしても、ピルは月経にまつわる表面的な症状をコントロールするものであり、からだを根本から治すものではありません。
特に、ピル内服で症状が治ったと思い、潜在的な鉄欠乏などの栄養課題や婦人科系の疾患を放置してしまうことが、将来の大きなリスクにつながります。
ピル内服中の体質改善は私への投資
ピルの力をかりるなら、その時間を稼げている間に、次のような土台づくり(体質改善)を未来への投資だと思い実践してください。
📌 鉄欠乏の負の連鎖を断つ
有経女性の多くは鉄不足です。
鉄欠乏は不妊の原因になるだけでなく、妊娠中のトラブル、そして産後の激しい疲れや産後うつを招く一因となることが分かっています。
ピルで出血量をコントロールできている間に、食事や栄養で鉄貯金をしっかり蓄えてください。貧血がないからと侮ってはなりません。フェリチン(貯蔵鉄)や血清鉄はほとんどの女性が低値と言えます。
📌 食生活を整える
ピルを内服すると、ビタミンB6が不足します。
これは、ピルに含まれるホルモンが、B6の吸収を妨げ、代謝を速めてしまうから。
B6が不足するとPMS症状が悪化しやすくなるので、食事やサプリメントで補うことが大切です。
また、ピル内服中はビタミンB6だけでなく、B12、葉酸、ビタミンC、マグネシウム、亜鉛なども不足しやすいので、意識して補ってください。
📌 日常にフェムケアを
性交痛に悩む若い女性のほとんどが長期にピルを内服しています。
性交痛は、ピルがエストロゲンのはたらきを抑えているため、腟が乾燥し濡れにくくなることと、腟の粘膜が薄くなり萎縮することが原因です。
プチ更年期のような状態がピルによって作られているのです。
なので、お宮の中と外を毎日やさしくケアをしましょう。
デリケートゾーン専用のソープとオイルで保湿してください。
また、ピル内服中はカンジダにもなりやすいので、免疫を下げないようビタミンDやプロバイオティクス(ラクトバチルス乳酸菌)や食物繊維を摂ることも大切です。
※ 40歳からは血栓症のリスクもあり、はじめての方は内服できません。
喫煙や特定の頭痛(閃輝暗点)がある場合やBMIが30以上も使えません。
ミニピル(黄体ホルモンのみ)が適応となりますが、自己判断しオンラインなどで購入せず、必ず婦人科医にご相談ください。
ピルに頼り切らないからだ作りを今からはじめることが未来の自分への投資です。
自分のからだをおざなりにしない
ピルを飲んでいるから大丈夫、と安心しきってしまうのが一番の危険です。
自分の目的(治療か避妊か)を明確にし、ピルにサポートしてもらっている間に、自分の手でからだの土台を耕しなおすこと。
それこそが、未来のすこやかな自分と、将来うまれてくるお子さんへの、最高のギフトになるはずです。
未来あるみなさんへ
20代、自分を後まわしにして生きてきた私が、50代になって後悔したからこそ、私の使命&ライフワークとしてお伝えしつづけています🎁


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