ライフイベントが集中する30代は、婦人科系にまつわるさまざまなお悩みや関心が増えます。
特に多いのが妊活。
妊活にまつわるお悩み相談で多いのは
なかなか授からない
AMH(卵巣予備能力)検索への関心
今や相談先はAIだそうで、現場の声ではないところが私としては残念ではありますが・・・
私が現場でよく出会うシチュエーションをご紹介すると
「友達が調べたっていうから卵子の数?を調べたいんです」
「妊娠できるか心配で、AMH検査をしたい」
そんな30代妊活女性が圧倒的に多いのです。
妊娠できるかどうかはAMHだけではわかりません。
よくわからないまま、安くはない検査代を払ってまで調べる価値があるの?
そんな疑問も含め、助産師ゆかりの視点でAMHを解説しようと記事にしました。
検査を迷っている方の一助になりますように。
まずは卵子の「質」を高めること
30代の妊活においてAMH(卵巣予備能)検査はひとつの目安になりますが、それはあくまで卵子の残り数を推測するものに過ぎません。卵子の数は胎児期がMAXで、年齢とともに減っていくものだからです。
私の経験上ですが、残り数を知って不安になるよりも、今からできる卵子の質を高めるための栄養に目を向けることが、すこやかな妊娠へのいちばんの近道になると実感しています。
卵子が新しく生まれ変わる時間を味方につける
卵子が原子細胞から育ち、排卵に至るまでには約半年から8か月の期間を要します。
この期間にどんな栄養を摂っていたかが、卵子の元気さや、受精・着床する力を左右します。
栄養不足による卵巣機能の停滞
タンパク質や脂質、ミネラル(亜鉛、鉄、ビタミンDなど)が足りない状態では、卵子細胞がうまく育ちません。女性の多くは、妊娠に必要なこれらの栄養素が圧倒的に足りていません。お菓子しか食べない・・・・
そんな方は要注意です。
ダイエットや偏食などの影響が、卵子細胞に影響を及ぼしているとは思ってもみませんでしたよね?
卵子細胞が生まれ変わる期間に栄養をしっかり摂ることは、元気な卵子細胞への投資だと考えて、ぜひ見直して欲しいところです。
卵子細胞の老化を防ぐ
卵子の老化は染色体の劣化や酸化ストレス、ミトコンドリア機能の低下など、さまざまな原因で起こります。
年齢的な染色体やホルモンなどの劣化や機能低下は仕方がなくとも、ミトコンドリアの活性化や酸化ストレスに関しては、栄養や生活習慣で改善ができます。
☑ 禁煙
☑ 良質な睡眠(日付が変わる前に寝る。睡眠時間は最低7時間)
☑ ストレスをためない
☑ 抗酸化食品やサプリメント(野菜、魚、ナッツ類、VC、VE、CoQ10、メラトニンなど)
☑ 農薬や添加物食品、電磁波を避ける
卵子の老化を防ぐことはとても大切。
今以上に老化させないように、こちらも見直してみてください。
定期的な婦人科受診のススメ
妊活に大切なのは、婦人科と仲良くなること。
なかなか敷居が高く、抵抗感は否めない・・・というところだけれど、子宮や卵巣の状態を知るには欠かせません。
ベストは栄養療法を取り入れている婦人科。
妊娠できる土台作りを強力にサポートしてくれます。
そんな婦人科が見つからないよって場合には、ハードは婦人科、ソフトは分子栄養カウンセラーまたは、分子栄養カウンセラー助産師にサポートしてもらいましょう。
婦人科で行う検査は、ブライダルチェック(自費診療)がすべての項目を網羅しています。
受診のコツは、内診や超音波検査などがあるので、月経期間を避けること。
そして、着脱しやすいスカートの着用がおススメです。
また、血液検査を行う場合もありますので、食事は8時間抜いたほうが良いです。(脱水を避けるため、水はこまめに飲んでください)
自分のからだのポテンシャルを信じる
妊活の本質は、子宮や卵巣の環境と卵子細胞の力を最大限に引き出すことにあると私は考えています。
その力は、使い方を知らないだけで、もともとあなたに備わっています。
高い検査代で現状を不安に思う前に、まずは半年後の排卵を見据えて今日、何を食べるかを大切に選んでください。
この前向きな積み重ねこそが、不妊治療の迷路に迷い込まず、一生モノの健康を手に入れる確かな道となります。
あなた自身のからだのポテンシャルを信じてくださいね。
おわりに
そうは言っても、卵子の数の現状を知りたいからどうしても検査したい!
私は受けてはいけないと言っているわけではないので、ご自身の判断でお受けくださいね。
もしあなたがピルを内服中であったら、AMH検査には注意が必要です。
ピル内服中や、中止後は数値が本来より低く出やすいため、正確な予備能力を知りたい場合は中止後3か月以上経ってから検査してください。
月小屋 ‐TSUKIKOYA‐ 助産師ゆかり



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